せっかくだから単身赴任のキーワードはお金と家族のコミュニケーションについて語るぜ!
単身赴任を2年経験した私にとって、キーワードはお金と家族とのコミュニケーション、この2つに絞られると思います。
この2つをうまくクリアできれば単身赴任は成功でしょう。
まず、お金です。何と言っても二重生活はお金がかかります。公共料金や食費、それ以外にも自宅とダブルで費用がかかるのですから。
そこでちょっとした節約です。まずは新聞。最近は紙面をフルでダウンロードできるアプリも出てきています。
無料ですからおすすめです。ビジネス紙面も同じようなサービスを提供しているところもあるので試してみるといいでしょう。
次にインターネット。必需品ですがこれも単身赴任先に固定回線を引くとなるとどうしてもコストがかさみます。私がおすすめなのはデータ利用を把握して格安スマホ会社の契約、あるいはモバイルルーターを契約することです。
利便性の面からもコスト面からも固定回線を引くよりはメリットがあります。
二つ目は家族とのコミュニケーションです。どうしても連絡がとりにくくなり、情報が入らなくなりがちです。だからこそ、あえてテレビ電話などを活用して密にコミュニケーションをとる努力をしなければいけません。
お互いのライフスタイルが出来あがってしまうのはいい面もありますが、別の考え方をすれば、家族が関係が希薄になると云う考え方にもなりがちです。
セックスと嘘と今日は単身赴任中の旦那の浮気予防に定期的に訪問
今回から、単身赴任関係者の体験記を紹介していきたいと思います。
単身赴任した本人や、その奥様、ご家族等、様々な単身赴任の体験があると思います。
つらく寂しいイメージから、意外といい面、より家族のきずなが強くなったことなど、様々な体験があると思います。
もしあなたも紹介したい体験があるようなら、体験記を送っていただけたら幸いです。
今回紹介するのは旦那様が単身赴任になってしまった奥様の体験記です。
それではどうぞ!!
私の旦那は仕事の関係で2年間単身赴任をしていたことがあります。
その間心配だったのは浮気です。
旦那は結婚前までは一人暮らしをしていたので、料理や炊事など一通り出来ることは知っていたので、それについては心配がありませんでした。
しかし、心配は浮気。自分の目の届かないところで誰か連れ込んでいないかそれが心配だったのです。
そのため彼には単身赴任前に急に家に行くこともあるからねと念を押して突然の訪問の許可を取っておきました。
それからは私も仕事をしていたので、その都合を付けながら月に2度ほど訪問をしました。
もちろん予告なしです。でも残念ながら浮気の気配すらなかったのです。ほっとしました。
でも油断はできない、外であっている可能性もあるからと思い、室内のカードや明細をチェックしましたね。
でも浮気は大丈夫でした。私の心配とは裏腹に彼は必死で仕事をこなしていたようです。慣れない環境のところ、慣れない人間関係のところで仕事をしていたのでわたしは彼を疑っていたことに申し訳ないなと気持ちでいっぱいでした。
彼のところを訪問した時にはいつも手料理を多めに作り、冷蔵庫に保存できるようにしておきました。
そして体調管理や栄養管理も行いましたね。2年間という期間は長いようで意外にも早く過ぎた期間でした。
単身赴任の食事事情
まだ小さいお子さんをもつ単身赴任のサラリーマンにとって、お金は非常に大きな問題です。
遠距離であればあるほど、帰省にお金がかかります。
毎回帰るお金が出る企業に勤めている方はいいでしょうが、そんな企業は多分まれ、ほとんどの企業で、月に一回か、もしくは帰省費用は出ないような会社も多いと思います。
そうなってくると、毎月の給料で帰省のお金を捻出しなければならず、かなり苦しい家計になってくるでしょう。
単身赴任というのはその単身赴任先での家賃や単身赴任手当というのは出るのが普通ですが、2重生活でかかってくる費用というのはほとんど単身赴任者もちというのが多いと思います。
ガス、水道、電気代、食費、ネット・・・。
思っている以上の出費で、節約生活を強いられている単身赴任者も多いでしょう。
ほとんど家に帰らないというならむしろ単身赴任のほうが給料がいい場合もありますが、多くの単身赴任者は月に何回かは家に帰ると思います。
そうなるとやっぱり節約していくしかありません。
私の場合はたばこは子供が生まれたときに辞めたのでまず問題ありません。
あとは食費、これくらいしか切り詰められるものってあんまりないんですよね。
単身赴任したばかりのころは自炊が一番節約できるだろうと思ってお米を炊いてみたりしたんですがこれが意外とそんなに節約できない。
何せ一人で住んでいるので、スーパーなどのお買い得品は量が多すぎる。
安いと思って買っても一日で使い切れず、冷蔵庫に放置して結局すてることになったり。。。
なんだかんだで、スーパーの閉店間際の総菜半額と、お米だけは炊いておくというのがかなりコスパが高いと思います。
でも、それだとメニューが限られているんですぐに飽きるんですよね・・。
野菜もしっかりとれて、節約できるメニューでおすすめなのはやっぱり鍋です。
夏はちょっと厳しいですが、今の季節は最適!ゆっくり飲みながら食べても冷めないで、熱々が食べられる。
自炊を全くしたことがない人には難しく感じるかもしれませんがそんなことは全くありません。
ものすごく簡単です。
私がよくやる、最も簡単な鍋は「優作鍋」というやつです。
これはかの松田優作が大好物でその名がつけれられたという鍋です。
その作り方は簡単で、もやしと豚バラ、料理酒、そしてポン酢があれば大丈夫。
わたしはポン酢にニンニクを溶かしてつけて食べるのが好きなのでプラスニンニクです。
作り方はいたって簡単。
なべにモヤシを入れます。結構大量に山のようにしても大丈夫。
その上に豚バラをかぶせていきます。
そして、料理酒をおおさじ2~3はい位鍋に入れます。
それだけ。
あとは鍋に蓋をして中火位で15~20分くらい煮たら完成です。
にんにくを入れたポン酢等につけて食べます。
いたってシンプルですが、肉の油をモヤシが吸い込んでうまい!
豚バラもなんかうまい!
モヤシ二袋くらいいけちゃいます。
モヤシなんて二袋でも40円50円。
豚バラも100グラムで100円程度でしょうから150円くらいで十分食べれちゃいます。
単身赴任の節約について書いてきましたが、そもそも浪費癖がある人はまずそれを直さなければならないでしょう。
ギャンブル・たばこ・酒・無駄遣い・・・・。
実は私はそのすべてを行っていました・子供が生まれる前までは・・。
子供が生まれてから奥さんとともにタバコを止め、ギャンブルをやめました。
無駄遣いも必然的にしなくなり、唯一のこった酒だけはやめていません。
単身赴任してから酒だけはちょっと増えてしまったかもしれません。
だって、止める人がいないんですから・・・。
ということで、できるだけ家に帰りたい単身赴任者にとっては食事も節約しなくてはいけなくなります。
だからといって、おなかをすかしていては仕事になりませんし、しっかり栄養をつけないと病気になってしまいます。
なので、できるだけ野菜を多くとれる自炊をお勧めします。
一人暮らしの経験がある方ならわかると思いますが、スーパー等では一人分で買うとかなり高くついてしまいます。
まとめて買わないと安くならないんですよね。でも、一人だし・・・。
そう、冷凍をうまく使うことをお勧めします。
ちょっとはじめはめんどうかもしれませんが、冷凍できる野菜やお肉、冷蔵庫でもかなり持つ食材を選びます。
肉は豚でも、鳥でも冷凍できます。多めに買っても小分けにラップして冷凍してしまえば使いたいときに使えます。
野菜は日持ちするものは冷蔵庫で、白菜なんかはかなり持ちます。冬場、雪の下に埋めて甘くするくらいですからね。
ネギやキノコ類も冷凍保存可能です。長ネギなんかは適当に切って冷凍庫に放り込んでおけば、使いたいときにすぐ使えます。
結局はトータルでどれだけコストがかかったかが重要なので、自炊がへたくそな方はスーパーの半額総菜を活用したほうが安くつくかもしれません。
その辺は自分でどこまでできるのかがポイントなので、探っていくしかないでしょう。
食事の満足度なんかも、やっぱり自炊したほうが高いと思いますよ。
単身赴任先から自宅へ帰る時の必需品
ほぼ毎週のように自宅に帰っている。
そのため、かなり頻繁に電車を利用するようになった。
単身赴任する前は完全に車社会の住人で、家から職場までは車、休日のお出かけも車の生活だった。
なので、Suicaさえも持っていなかったし、最近の券売機の使い方さえ微妙だった。
しかし、単身赴任が始まって、最初のうちは車で行き来していたのだけれどすぐに電車に変更した。
なぜかというと、車があまりにも退屈だからだ。
音楽くらいは聞けるのだが、それにも飽きてきた。
そうなるとやっぱり電車を利用するようになる。
もちろん時間の融通がきかないし、乗り継ぎに時間がかかったりして、実際に家に帰るのには車よりかなり時間がかかる場合もある。
それでも、その時間を有効に活用できるのは大きい。
家に帰るときは仕事が終わってからなので、リラックスして、ビールでも飲みつつ、持参したノートパソコンやタブレットで好きな映画やドラマなんかを見ながら、おつまみをつまみつつ帰れる。
もちろんひどく疲れているなら寝てもいい。でも、疲れていても家に帰るときは楽しさのほうが勝っているので、いつも好きなつまみとビールをカバンに入れて電車に乗り込んでいる。
家から単身赴任先に帰る時にも大きなメリットがある。
前の晩、より遅くまで飲んでたり、子供と遊んでいても、電車なら爆睡しながら単身赴任先に帰ることもできる。
これが車だと、睡魔に襲われたりして危険な目に合うこともある。
なので、明日車で帰ると思うと気が済むまで遊んだり、飲んだりできないのだ・・・。
実際、自宅から単身赴任先に車で朝帰るとき、あまりの眠さに居眠り運転をしてしまったことがある。
幸い、ほかの車がいなかったので、単独で高速道路のガードレールにこすっただけで済んだのだが、修理費は50万近くに及んだ・・・。
その件もあって、ほぼ車で帰省するようになったのだ。
ただ、前にも書いたが、ただ漫然と電車に乗っていては時間が本当にもったいない。
車と違って様々なことができてしまうのが電車のメリットなのだ。
よく、電車ではすぐ寝る人がいるが、私から見たらもったいなくてしょうがない。
もちろん、疲労していて、電車が唯一の休憩場所であるならゆっくり寝ればいい。
だが、単身赴任先から帰る時というのは、これから家でゆっくり休める直前の状態なのだ。
そんなある意味わくわくする時間を寝てしまうのはもったいない。
そういったことで、前述したように私の帰省時間はリラックスしたエンターテイメント空間なのである。
そんなリラックスした楽しい空間を作るには必要なものがある。
私の場合はまず、ノートパソコン。もちろんタブレットでもいいと思う。
最近はスマホでも十分に動画が見られるとは思うが、やっぱり大きな画面のほうが疲れなくていい。
それに大作の映画なんかはやっぱりスマホの小さな画面では迫力に欠ける。
ノートパソコンをネットにつなぐにはポータブルWi-Fiや携帯のデザリングが必要だ。
私は、家でもフレッツ光を引いているので、ポケットWi-Fiは持っていない。
月に3回の帰省ぐらいならぎりぎり容量は持つ感じ。ちょっと高画質の動画を見すぎると容量オーバーしてしまうこともある。
そんなノートパソコンで見ているのはもっぱらHuluが多い。
最近はさまざまな動画ストリーミングサービスが増えているので、自分が気に入った、見たい映画やドラマが配信されているサービスと契約するのをお勧めする。
例えばドラマ観るなら<U-NEXT> なんかはドラマに非常に強いようだ。
また、「dTV」ムゲン楽しい映像配信サービス のDTVなんかは作品数と会員数でトップらしく、海外ドラマなんかにもかなり強いみたいである。
ぜひそれぞれのサイトを見比べて、自分が気に入ったサービスだけと契約するのがおすすめです。
また、場合によっては今はHULUと契約、自分が好きなドラマが終わったら契約をいったん解除して、今度はdtvと契約なんてこともできる。
ちょっとでも、良いコンテンツを持ったサービスと契約すると、単身赴任の行き帰りの道中がむしろ楽しみにさえなってくるのである。
単身赴任にはスカイプが必需品!
もう単身赴任して2年が経過している。
子供は下の子がまだ3歳。上の子は9歳になる。
それぞれ1歳、7歳の時に初めて単身赴任を言い渡された。
一番心配したのは、子供たちが寂しがらないかどうかということである。
それまでパパは毎日家に帰ってくるのが当たり前で、しかも自分は家が大好き人間なので、残業もあまりせず、結構早い時間にも帰っていた。
早く帰ってきたら子供たち順番にパパに抱っこされたり、お馬さんをしたりというのが日課だったのだ。
それが単身赴任である・・・・。
突然帰ってこなくなったパパにびっくりしないように、いかに子供たちが寂しくないかを考えた。
まず、ほぼ毎週帰ること。これは子供たちに安心感を与える。
毎日は帰ってこないけど、毎週帰ってくるし、今迄みたいにお休みの日は遊びに出かけられる。
そして、スカイプをすることにした。
もちろん遅い時間に帰ってきたときはもう子供たちも寝ているのでできないが、以前のように、早く帰ってきたときはスカイプをしている。
子供たちもこれは新鮮なようで、ぱぱからの着信が鳴ると一目散にパソコンに走っていくらしい。
そして、夕ご飯の時間はスカイプしながら、今日の出来事や最近面白かったこと、食べたものなど、たわいもない話をする。
話という点においてはもしかしたら単身赴任の前よりも多く話しているのかもしれない。
体を使ったコミュニケーションができない分。しっかり話をしている。
話といえば、かみさんとの会話も同じだ。
家に帰るのが当たり前だったときはもちろん会話はしたが、それほど重要なことという認識はなく、対して話さないこともあった。
今、子供たちが寝てしまった時間にするスカイプは奥さんとの会話の時間である。
今日の出来事。子供たちの様子。朝、昼、晩御飯の内容。明日の予定・・・。
そんなたわいもない会話だが、今までそこまで話していなかったような気がしている。
話すこと。夫婦、家族とのコミュニケーション。その大切さも単身赴任を通して気づかされた。
かつての単身赴任というと、何か月も家に帰らなかったり、電話代がもったいないから電話もほとんどしなかったりというような状況で、お父さんは家族から孤立してしまい、帰っても居場所がなくなるようなことがよくあったようだ。
今が違う。スカイプがあるだけで、お父さんの居場所は守られる。そして、コミュニケーションも一緒に暮らしているとき以上に取れたりするのである。
ただ、スカイプができる環境がなくてはいけない。ネットができる環境。私はより快適にスカイプをしたかったので、単身赴任先にもフレッツ光を引いた。
結構な出費になるが、家族との会話には代えられなかった。
これから単身赴任する人や、転勤が非常に多い人にはフレッツ光よりもモバイルWi-Fiのほうがおすすめかもしれない。
なぜかというと、一度契約すれば工事とかは必要ないし、どこに転勤になってもそのままの状態で使えるからである。
ただし、自分の住んでいる場所で使えるかどうかを確認しなければならない。
いくら便利でも、辺鄙な場所に転勤になってつかえなくなってしまってはどうしようもないのである。
モバイルWi-Fiは各社あるが、今日お勧めするのはNEXTmoible です。
NEXTmoible はソフトバンク回線を使った12GBのポケットWiFiで、他社より月額で1000円近く安いと思います。
異動先でもどこでも使えるので、離れた家族とすぐにスカイプできるのでお勧めです。
自分の場合、フレッツ光にこだわってしまったため、開通までの時間に寂しい思いをした記憶があります。
しかも月額の料金が高い!高すぎる~。
さらには移動中は使えないので、ドコモでデザリングでネットを見てますが、あっというまに月間の制限に到達してしまいます・・・。
モバイルWi-Fiなら家でも出先でも使えるので、経済的にもお勧めできますね。
単身赴任してわかったこと
単身赴任になって一番身に染みたことがある。
それは、「終わりを自覚してしまう」ことである。
家族と一緒に暮らしていた時には気が付かなかった、いや、気づいていたかもしれないけど、気が付かないでいられたような気がする。
そう、あらゆることには終わりが来る。
娘が6歳の時に初めて単身赴任を言い渡された。
下の子はまだ1歳になったばかり。男の子だ。
それまではごく普通の4人家族で、ごく普通の生活を送っていた。
単身赴任先は車で約3時間。新幹線を使用しても乗り継ぎなどで3~4時間は
かかる場所である。
娘はもう小学生。習い事もプールやらピアノやらやっており、それぞれに友達もいる。
転校はさせたくない。夫婦そろっての意見だったので、単身赴任を選んだ。
上の子に単身赴任になることを告げた時、はっきりとまだわかってはいない様子だったが、「なんでそんなことになるの~?」とすなおな疑問をぶつけられたことを覚えている。
単身赴任先へ出発する日の朝、娘の口からはじめて「バイバイ」という言葉を聞いた。
そう、それまでは「いってらっしゃい」とう言葉が当たり前だったが、パパがある程度遠い所へ引っ越してしまう、毎週のように帰ってくるにしても、今までのように毎日の生活を送るのではない。
ということが娘の中でも理解できていたのだろう。
それはわたしにとって結構きつい一言だった。
単身赴任してわかったこと。そう、あらゆることに終わりが来るのだということ。
単身赴任先からの帰省の交通費は毎月1回分しか支給されない。
単身赴任の手当てもあるが、2重生活というのは思いのほかお金がかかる。
でも、かわいい子の顔を見たに月に3回は帰ることを決めた。
ほぼ毎週帰っている。月に一週だけ赴任先での休みがあるが、他の週は帰っている。
会社勤めしているとわかるが、月に一回や半年に一回しか家に帰らない単身赴任者もいる。
しかもそれが結構普通で、毎週のように帰っている自分のほうが異端者のようなイメージを持たれてしまうことさえある。
家族と過ごして何が悪い。それが当たり前の生活だ。だけど、会社生活が長く、あるいみ会社こそが人生の人々にすれば、会社にいることこそ正義であり、家に帰るというのはやる気がないことを意味したるもするのだ。
だから毎週のように帰る自分は評価があまりよくなかったりしてしまう。
まあ、この辺は会社の体質によって大きく変わってくるとは思うが、古臭い体質の会社では単身赴任なんて当たり前の世界なのである。
ちょっと脱線してしまった。話を戻すと、私は大体2連休、3連休にして帰っているのだが、そこでもやはり実感してしまうのが「終わりが来る」ということ。
2日、3日間の楽しい家族との時間はやがて終わりが来る。
そして一人、赴任先への電車に揺られなけらばならない。
そう、楽しい時間には終わりが来るのだ。
ただ、そんなことを自覚してしまうようになってから、以前よりも家族と過ごす時間を大切にするようになった。
単身赴任する以前は特に何もする予定のない休日なんてのが存在したが、いまではありえない。
すぐに終わりが来てしまう休日、家族と過ごせる貴重な休日をいかに充実させて過ごせるか。そこに力を入れるようになった。
そう、家族と過ごす時間がとても大切で、貴重なものだと自覚できるようになった。
多分これは人生も同じ。
終わりが来ることを意識しないまま、だらだらと過ごすこともできる。
だが、終わりを自覚すると、その終わりまでの時間に何ができるのかを考えてしまう。
そして、よりよい時間を過ごせるよう、より良い思い出を作れるよう、計画を立てて実践するようになるのである。
よりよい人生をより楽しく、充実して過ごそうと努力するようになる。
そうそれは単身赴任をするようになって初めて気が付いたことなんだ。
娘や息子との楽しい時間は確実に終わりが来る。
今週の3連休の終わりもそうだし、成人して、彼氏ができて、家を出ていくときもそうだろう。
また、自分自身がこの世を去る時の終わりもしかりである。
正直言って、そんな終わりなんて自覚しないでのほほんと生きていたほうが幸せだったのかもしれないとも思う。
日々、終わりなんて意識せず、ただ、楽しく、生きていく。
でも、それはもしかしたら、本質的なことから身を隠して生きていく、ごまかして生きているようなものなのかもしれない。
そう、人生には死があるからこそ、そこまでの限られた時間で何をして過ごすべきか考える。
単身赴任先から帰ってきた時の限られた時間も同じ。
その限られた時間で何ができるのか・・・。
もちろん、子どもなんかそっちのけでパチンコに行くこともできる。
一日中寝ていることだってできるだろう。
会社が大切なら上司とゴルフに行くことだってできる。
でも僕は子供と、家族と過ごすことに決めた。
それは死を前にして、何が大切なのか考えた時と同じで、自分の家族を一番大切にしたいという思いからだと思う。
そこに報いなんか必要とはしない。
その時間。子供たちと、奥さんと、家族と過ごす時間こそがかけがえもなく楽しく、幸せを感じるのだ。
人を必要とし、人に必要とされている喜びなのかもしれない。
会社に喜びを見出している人だって、多分誰かから必要とされていることに喜びを見出しているのだろう。
ただ、会社の場合は定年を迎えてしまえばほぼ誰からも必要とされなくなってしまう。
会社の肩書を失えば、仲良くしていた取引先も何もなかったように去っていくだろう。
だが、家族は違う。家族は肩書で付き合っているわけではない。生まれてきた時からの愛情でつながっている。
もちろん反抗期や親離れもある。
だが、家族というきずなが無くなるわけではない。
単身赴任をしてこんなことを考えるようになってしまった。
このブログでは単身赴任を通じて感じたこと、考えたこと、また、単身赴任をしながらも見つけた喜びや楽しみ、楽しみ方なども紹介していきたいと思う。