二年間の夫の単身赴任
結婚して七年目に、夫は単身赴任をしないといけなくなったのです。
私は病気を持っていたので、実家の両親のさばを離れたくはなかったのです。だから仕方がなく、夫に単身赴任をしてもらいました。
まだ娘が三歳でとても手のかかる時でした。でも近所に両親がいたので、何とか頑張れたのです。
二か月に一回は夫は帰ってきてくれました。でも夫は初めての一人暮らしを結構楽しんでいるようにも見えたのです。
私は娘と二人っきりの夜は、とても不安で寂しかったです。でも夫は、頻繁に連絡をくれる事もなくて一人でも平気みたいです。
確かに何でも自分でできる人です。とてもしっかりした人なのです。でもできれば、毎日メールだけでもほしいなと思っていたのです。私からの一方的なメールだけでした。
一週間に一回くらいは、短いですが電話をしてくれていました。それだけで夫は満足していたのでしょう。
両親の助けもあって、私は何とか二年間を乗り越える事ができました。もっと娘が大きかったら、もっと平気だったに違いありません。
本当に両親の助けってありがたいと思いました。もしも近所に両親がいなかったら、私は本当に孤独だったでしょう。娘と二人不安で仕方がなかったでしょう。