子供をすくすく育てないのなら単身赴任が必須です。
サラリーマンなら会社の命令に従って、転勤をするのが当たり前。
それは確かにそうかもしれません。
そのような契約の元に、その会社を選んだのですから。
でも、子供は、貴方の会社と契約しているわけではありません。
好きな土地に住む権利があるのです。
小さな頃から色々な土地を知ることは良い人生経験?
いや、それは旅行でもっと沢山の土地を見せてあげてください。
いや、貴方の子供が大人になったら、自分の意思で好きな土地を
訪問することができます。
それまで待ってみても良いのではないでしょうか。
私は親の仕事の都合で、小学生から中学生までの間、
色々な土地を転々としました。
それぞれの土地で楽しい経験がなかったとは言いません。
それでも、あの、仲の良かった友達の中から、自分だけが出て行かなくてはならない恐ろしい気持ちは二度と味わいたくありません。
何度か転校を重ねる内に、これだけ仲の良い友だちとも、これだけ好きなあの娘ともどうせ数年後には離れ離れになるだなと思うようになります。
いざと転校という時に傷つきたくないから、人間には深入りしないようになりました。
それから先、大人になって働くようになってしばらくしてからも、どんな人にも深入りはできませんでした。
当たり前ですが、竹馬の友のような存在はいません。
そんな悲しい思いをさせないためにも、もし転勤を命じられたら、迷うこと無く単身赴任を選んでください。
それが親の義務だと今は思います。